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理事長挨拶

 野田屋町一丁目2番3番地区は、岡山駅より岡山城や後楽園方面に向かう路面電車が走る桃太郎通りの一本北側の駅前商店街を通って徒歩数分の西川緑道公園(上流)に面したエリアで、小規模ながらも趣のある飲食店や食物販が集積し、また市民から戦後より「岡山の台所」の愛称で親しまれてきた「岡ビル百貨店」(昭和26年竣工)および住居を有する地区です。
 しかし近年では、郊外への大型商業施設出店の影響もあり、岡ビルのテナント数はピークの半数ほどまで減少し、地区内には築年数のたった低層の建物も密集しております。こうした状況に対し、駅至近の広域中心拠点として土地が有効活用されに加え、建物の不燃化・耐震化等による地区の防災機能が向上された、安心・安全で、にぎわいのある快適な生活拠点を目指すまちづくりが望まれていました。

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理事長:大森 茂

 そこで、地権者の協働により市街地再開発準備組合を2013年5月に設立し、地権者及び関係権利者の皆様にご意見とご協力をいただきながら、まちづくりの方向性について協議を行ってまいりました。
 
 この再開発事業により整備を検討している施設には、「食」を中心とした商業機能を取り入れることを協議しております。この地区が築き上げてきた「野田屋町に行けば、いつでも新鮮でおいしいものが手に入る」といった歴史と文化を継承しつつ、これからの食文化を紡いでいくための商業空間を計画しております。
 また本地区に面して西川緑道公園があり、地区内の公園側に公開空地の配置を検討しております。これにより施設内外が一体的に感じられ、施設利用者のみでなく、施設周辺を通る人にもにぎわいと緑豊かな空間を感じていただけるものをと考えております。
 商業機能や西川緑道公園側のにぎわいある空間に加え、暮らしを支えるサービス機能と都心居住性を高め、さらには宿泊機能を導入した複合施設を目指しております。
 
 数年間にわたって継続的な協議の甲斐もあり、本地区を中心としたまちづくりの方向性につきまして岡山市様にご審議いただき、2018年6月には「野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業」に関する都市計画が決定されました。
 既にオープンしているイオンモールなどがある市役所通りを縦糸とすると、岡山城・後楽園に向かって行く横糸として、地元の方はもちろんのこと、地域外の方々にも憩い・楽しめる雰囲気にしてまいりたいと考えています。
 
 この度、2022年7月12日に、準備組合から正式に再開発組合が発足されました。今後も、権利変換、施設の工事とまだ長い道のりですが、本地区も含めた賑わいと安心感のあふれる持続的なまちづくりを実現すべく、活動を継続してまいります。また、このホームページにおいても引き続き、定期的に情報発信をしてまいります。

 今後とも、私どもの活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
岡山市野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
理事長  大森 茂

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